「転職の思考法」の読んでみて、心に刺さった部分を紹介!
著者;北野唯我さんの「転職の思考法」を読んでみて、特に重要だと感じた部分を紹介していきたいと思います。
私自身も現在、転職を考えているのですが、何を基準に転職先を探せばいいのかがわかりませんでした。
しかし、この本を読んだことで「転職活動」をする上で指針と呼べるものが出来つつあります。
ぜひ、転職を考えている人や転職活動中の人に読んでもらいたい一冊です。
転職をする上で必要なこととは?
「転職の思考法」著者である北野唯我さんが考える転職する上で必要なことについてお話ししていきます。
自分の市場価値を知る
自身が転職先にとってどれだけのメリットがあるのかを自身で見極めなければなりません。
- 会社を変えても価値のあるスキルはあるのか?
- そのスキルの「賞味期限」はいつまでか?
- 所属するマーケットに今後の「成長性」はあるか?
このように自問自答して、自分の能力と現在の市場の状況を比べてみてください。
徹底的に自己分析することで、自身の長所・短所や今まで身につけた「スキル」の活かし方などがわかっていきます。
そうすれば、自ずと自分が輝ける業種が絞られてくるでしょう。
伸びている市場に身を置く
「ランクAの人は100万人の中で1番を目指す。だがランクSの人たちはいずれ100万人が参加するゲームに一番乗りする」
という一節がこの本の中にあります。
永遠に続く仕事はありません。
いずれ、何か別の形に代替えされ消えてしまいます。
技術革新が進むことで、そのサイクルのスパンはどんどん短くなるでしょう。
だからこそ、大企業や有名企業だけを目指すのではなく、「これから伸びる産業」にもアンテナを高くしておく必要があるのです。
「好きなことを仕事にする」に振り回されない
天職となるとなんだか見つけるのが大変な気がしてしまいますよね?
ですが、ここでの天職というのは「ある程度やりたいこと」という意味です。
仕事を楽しむ人間には、2つのタイプが存在するとこの本には書かれています。
- To do(コト)に重きをおく人間=何をするのか、で物事を考える、夢や目標を持っている。
- Beinng(状態)に重きをおく人間=どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
目標や夢を明確に持っているto do型の人に憧れを抱くと思いますが、実際のところ99%の人間がbeing型だと著者は述べています。
残念ながらbeing型の人は、「心から楽しめること」は見つかりません。
ですが、悲観的になる必要はありません。
その分Being型の人間は「ある程度やりたいこと」はコツさえ掴めば簡単に見つけられるようになります。
その目安が「自分のレベルに見合っている」と「緊張と緩和のバランス」の2つです。
「自分のレベルに見合っているか」は、職場の仕事内容がちょい難しいぐらいであるかが基準です。
できるかできないかぐらいの目標を達成した時に、人間は一番やりがいを感じます。
難しすぎるとストレス過多となりますし、簡単すぎると退屈になってしまいます。
ですので、やりがいを最も感じれる状態であるちょい難しいぐらいの仕事を見つけましょう。
次の「緊張と緩和のバランス」は主に職場環境についてです。
ここ半年間に職場内で何度も強い緊張感を感じているようなら転職を考えた方がいいでしょう。
逆に、全く緊張感を感じないのであれば、もう少し難しい業務を担当した方が仕事のモチベーションが上がるでしょう。
職場環境の「緊張とバランス」もとても大切なので、転職するか否かの際の判断材料すべきです。
どんな人に読んでほしい?
転職したいけど、自分に合う職場が見つけられない人
この本は、転職する上での思考法を教えてくれます。
私もこの本を読んだことで、「転職選びをする際のガイドライン」を作ることができました。
「転職したいけれど、どうすれば良いのかわからない!」
そう悩んでいる人にこそ、読んでもらいたい一冊です。
今すぐ転職したいとは思っていないけれど、いずれ転職したい人
転職する上での基準を教えてくれる本なので、いずれ転職するつもりである人は事前に読んでおくべきです。
この本を読んでおけば、「いざ転職!」ってなった時にスタートダッシュができるからです。
転職は、色々と手間がかかるものなので、身体的にも精神的にもけっこう疲れます。
なので、その苦労を少しでも軽減するためにこの本を読むことをおすすめします。
まとめ
今回の話をまとめると
転職する上で必要なことは
- 自分の市場価値を知る
- 伸びている市場に身を置く
- 「好きなことを仕事にする」に振り回されない
どんな人に読んでほしい?
- 転職したいけれど、どう探せばいいのかわからない人
- 今すぐ転職はしないけれど、いずれ転職したい人
北野唯我さんの著書「転職の思考法」について書かせていただきました。
読んでいただきありがとうございました。