「死ぬほど読めて忘れない高速読書」を読んだ感想と早く読めるコツを紹介!
著者;上岡正明さんの「死ぬほど読めて忘れない高速読書」を紹介していきます。
この本を読んでみて、思ったことはタイトル通り本当に
「早く読めて忘れない」
ということです。
今まで私は、ビジネス本、ハウツー本の類は敬遠して全く読んでいませんでした。
その主な理由は
- 展開が単調なので途中で飽きてしまう
- 本で得た知識もしばらくすると忘れてしまう
の二つです。
しかし、この本に書かれてる読書術は、私の二つの理由を見事に解決してくれたのです!
本の中で紹介されている読書術は脳科学から生まれたものであるので、やり方が全て裏付けされています。
ですので、読む側にもすごく説得力があり、すぐに実践したいと思うテクニックばかりでした。
本を高速で読む方法とは?
「死ぬほど読めて忘れない高速読書」には様々な高速で本を読むための方法が紹介されています。
今回は、その中でも特に重要だと感じたものを3つご紹介します。
1.目次やあとがきは読まなくていい!
目次を読むことで本の構造が理解できて、内容をより深く理解できるという側面もありますが、費用対効果で考ると目次は読み飛ばした方が得です。
なぜなら、目次に書かれている小見出しやタイトルは、全部本の中にも書いてあるからです。
それを、わざわざ目次だけを読むのは手間ですし、時間がもったいないのです。
「あとがき」についても同様です。
あとがきは本文で書かれた内容を簡単に要約してあるのと、著者の経験談や出版に至った経緯、関係者への感謝が書いてあるのがほとんどです。
これらは著者自身の感想や周りへの感謝であるため、「読者」に対してという意識はかなり低めであるのです。
「目次」と「あとがき」を飛ばすだけで、十数ページのカットが可能となり読了時間の短縮になります。
2.漢字だけリーディング
文章内で漢字だけを中心に読んでも、意味の大半は理解できます。
それは、ひらがなのほとんどが指示語であったり、漢字同士をつなぐ補助語であるためです。
実際に私も漢字だけリーディングを行なった所、ほぼほぼ意味を理解することができました。
しかも、文章を読むスピードはこれまでの10倍ぐらい速くなったと思います。
漢字だけリーディングは非常に実践しやすいテクニックですので、ぜひ一度試してみてください!
3.つまり読み
「つまり読み」とは、著者が一体何を伝えないのかを「つまり何?」とつぶやきながら読み進めることで、スピーディーに発見することができるテクニックです。
基本的にどの本でも著者が言いたいこと(結論)は一つしかありません。
確かに、具体的なポイントや別視点の論点もありますが、それらは結論を細分化して詳しく説明しているだけなのです。
つまり、著者の主張とそこから分岐する論点だけを把握すれば、本の内容をほぼ理解することが可能なのです。
もう少し具体的にいうと逆説の接続詞(しかし、けれども、ところが)や理由の接続詞(つまり、なぜなら、要するに)の後に続く文は、著者の結論や主張が書かれている場合が多いので、その部分に注意して読むと内容の把握がかなり速くなります。
上記の漢字だけリーディングをしつつも、接続詞は見落とさないようにしましょう!
本の内容を忘れないためには?
次は、読んだ本の内容を忘れないための読書術を紹介していきます。
1.1冊を30分で3回読む
1冊を2時間かけてゆっくり読むよりも、30分で3回読む方が記憶に定着することが脳科学の研究でわかっています。
加えて、それぞれ別の場所で読書するとさらに効果が高まります。
本書に書かれている読書術を活用して、1回目を15分、2回目を10分、3回目を5分を場所をかえながら読書すると記憶定着が飛躍します。
私自身もこの読書術を実践していますが、記憶の定着が段違いにUPしました!
読書スピード自体も「30分3回」はクリアできていませんが「60分3回」で一冊読めるようになってきています。
2.アウトプットノートを作る
記憶定着の最大のカギは、読んだ本の内容をまとめる「アウトプットノート」の作成です。
内容をノートにまとめるとなるとなんとなく面倒な印象を持たれる方も多いかもしれませんが、実際は10分以内でサクッと終われせることができます。
しかも、記憶定着だけでなくノートを見返すことで記憶想起も可能になるのです!
ノートに記すだけで、本の内容保存の期間を大幅に伸ばすことができます。
書き方の詳細は「死ぬほど読めて忘れない高速読書」に詳しく載っているのでぜひ、読んでみてください!
まとめ
今回の記事をまとめると
本を高速で読む方法は
- 目次やあとがきは飛ばす
- 漢字だけリーディング
- つまり読み
本の内容を忘れないためには
- 1冊を30分で読む
- アウトプットノートを作成
となります。
著者;上岡正明「死ぬほど読めて忘れない高速読書」には、今回紹介した内容以外にも【高速読書・記憶定着】に関する読書術が数多く紹介されています。
今回紹介した内容も、より詳しく解説していますので興味のある方はぜひ、一度読んでみてください。