頭のいい説明「すぐできる」コツの読んだ感想と感銘を受けた箇所
今回は、鶴野充茂さんの著者 【頭のいい説明「すぐできる」コツ】の書評をしていきます。
私自身も説明がものすごく下手くそで、自身の考えや意見を伝えることがすごく苦手でした。
プライベートで好きな映画について話す時も筋道立てて説明することができないため、話が盛り上がらずにすぐに映画トーク終了してしまいます。
同じ映画を観たもの同士なら相手も映画に内容を理解しているので、少しは会話を続けることができます。
ですが、「おすすめの映画教えて!」や「○○っていう映画を観た感想教えて!」的な質問はとてつもなく苦手です。
面白かったorつまらなかった以外何も言葉が出てこないのです泣
仕事でも自身の意見を説明する際に理路整然と話すことができないため、上司から
「もう少し簡潔に話してもらえない?」
とよく言われています。
そんな自分を変えたいと思い購入したのが、今回紹介する「頭のいい説明「すぐできる」コツ」です。
結論から言うと買って大正解でした!
今までは伝えるべき順番がわからずに、ただ思いついたことから喋り出していました。
しかし、この本を読んだことで頭の中でバラバラになっている言葉たちが、綺麗にしかるべき順番に整列してくれるようになった気がします。
今回の記事では、この本に記されている数ある説明のコツの中から、特に重要だと感じた点3つをお話しします。
1;「結論→補足」の順で話す。
説明で最も重要なのが話す順番です。
そして正しい順番とは、自分が話したい順ではなく相手が聞きたい順のこと。
相手が聞きたい情報とは「結論」です。
結論がわかっていると話の全体像が掴めやすくなり、相手が何を伝えたいのかがある程度理解できるからです。
自身の意見や細かい背景情報を伝えるのは、結論の後です。
そうすることで、聞き手側も苦労することなくスムーズに話を理解できるようになります。
私自身も「結論→補足」の順で話すことを意識したことで、以前より筋道を立てて話すことができるようになりました。
2;説明はコンパクトに
説明下手な人ほど「ちゃんと説明しなきゃ!」と焦ってしまい、不必要な情報までダラダラと話してしまいます。
ですので、説明下手な人はまず「短く話す!」ことを意識してみてください!
そこでおすすめなのが「エレベーター・ピッチ」というテクニックです。
「交渉相手にエレベーターに乗ってる時間(数十秒程度)で自分の提案を伝える」という意味で使われています。
数十秒という限られた時間で相手に提案を伝えるためには自身が最も伝えたいことを厳選しなければならないので、自ずと不必要な情報は削られていきます。
このエレベーターピッチを普段から意識することで、コンパクトで中身のある説明ができるようになるはずです。
3;語尾をハッキリ話す!
説明は、内容も重要ですが話し方はそれよりも大切です。
私自身も職場の会議で「話がわかりやすいな」と感じる人は、大抵声が大きく堂々としている人です。
コミュニケーションには「言語的コミュケーション」と「非言語的コミュケーション」の2種類があります。
言語的コミュケーションとは、言葉の内容や言語的情報のことで、非言語的コミュケーションとは、仕草、外見、表情、声質、声の強弱などです。
人に何かを伝えるときには、言語コミュケーションより非言語的コミュケーションの方が重要だと心理学の研究結果で明らかになっています。
つまり「何を話すか」ではなく「どう話すか」の方がずっと大切なのです!
説明下手な人ほど話す内容に目を向きがちですが
- 堂々と話す
- 相手の目を見て話す
- 語尾をハッキリ
を忘れずに心懸けてください。
それだけで、相手への伝わり方はガラッと変わるはずですよ!
最後に
上記が、著者;鶴野充茂さんの【頭のいい説明「すぐできる」コツ】を読んでの感想と特に重要だと感じた部分です。
説明が上手くなるということは、仕事やプライベートの幅をグッと広めてくれます。
この本に書かれているコツを実践した所、今までは聞き役に回ることが多い私でしたが、少しずつ自分が主体となって話す場面が多くなってきました。
コミュケーションに活かせるテクニックも多いので、コミュ力を上げたいと思っている人にもおすすめできる一冊です。
読んでいない方は、ぜひ一度読んでみてください!